生活習慣病には、糖尿病や高血圧、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い疾患)などがあります。主に運動不足、過食、そして肥満といった生活習慣の不摂生が原因で起きてきます。
生活習慣病は、一つ一つは軽症でも、いくつもの疾患が重なることが少なくありません。重なることによって、症状がひどくなったり、心臓病や脳卒中などの重大な疾患に結びついたりする危険性も高まるのです。
そういった事態を招かないためにも、生活習慣を改善するための対策をしていきましょう。
基本的には、どの病気であっても、生活習慣の改善、つまり食事療法と運動療法であることは共通しています。必要と判断した場合には薬物療法も行います。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満を共通の要因として高血糖、脂質異常、高血圧が引き起こされる状態で、それぞれが重複した場合は命にかかわる病気を招くこともあります。ただし、食べ過ぎや運動不足など、悪い生活習慣の積み重ねが原因となって起こるため、生活習慣の改善によって、予防・改善が可能です。
-
腹囲が男性85㎝以上、女性90㎝以上の方
(男女ともに、腹部CT検査の内臓脂肪面積が100㎠以上に相当)
-
脂質異常、高血圧、高血糖
1に該当し、2のうち2つ以上の項目にあてはまると、「メタボリックシンドローム」と診断されます。
メタボリックシンドロームが心配な方は、ぜひご相談ください。